【株式市場】日経平均は後場一段と下押し「自粛」延長の影響など不透明で大幅反落

株式

◆日経平均は1万9619円35銭(574円34銭安)、TOPIXは1431.26ポイント(32.77ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億6465万株

 5月1日(金)後場の東京株式市場は、引き続き「非常事態宣言」の延長による経済への影響を測りかねるとの見方がある中で、中国・北朝鮮の国境で脱北者が銃撃されたと伝えられ、大型連休中の突発事件に備える様子もあり、日経平均は時間とともに一段と下げ幅を広げた。大引け間際には614円96銭安(1万9551円73銭)となり、結局大幅反落で終わった。

 後場は、アイロムグループ<2372>(東1)が子会社と国立感染症研究所による新型コロナウイルス新ワクチン開発開始との発表を受けて急伸しストップ高。ウェルネット<2428>(東1)は第3四半期の大幅増益などが注目され一段ジリ高。ODKソリューションズ<3839>(東2)は新学期が9月になれば特需との見方で一段と強含み、テラ<2191>(JQS)は新型コロナウイルス肺炎の治療法開発に向けた提携が注目され3日連続ストップ高。アンジェス<4563>(東マ)は10日続伸。Aiming<3911>(東マ)は3月決算や今期予想が材料視されて2日連続㏍幅高。

 東証1部の出来高概算は13億6465万株(前引けは6億3097万株)、売買代金は2兆2980億円(同1兆6585億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は314(同257)銘柄、値下がり銘柄数は1807(同1860)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、下落率の小さい業種は、電力・ガス、情報・通信、石油・石炭、その他製品、水産・農林、医薬品、小売り、食料品、などだった。(HC)

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