蛇の目ミシンが急伸、家庭用ミシン2月から急に伸び業績予想を大幅増額

■前3月期の純利益は従来予想を2.5倍に見直す

蛇の目ミシン工業<6445>(東1)は5月8日、買い気配で始まり、取引開始後は10%高に迫る415円(37円高)まで上げている。

 7日の取引終了後、2020年3月期の連結業績の大幅な増額修正を発表。純利益は従来予想を2.5倍に見直すなど各利益とも大幅に増額し、注目集中となっている。

 発表によると、2月7日に通期業績予想を修正した時点では、家庭用機器事業ではクリスマス商戦での苦戦や、欧州市場の低迷から第4四半期においても厳しい状況を見込んでいた。

 だが、海外向け新製品が好調な上、新型コロナウイルスの影響で、マスク不足という背景からミシンを使った手作りマスクに関心が寄せられるなど、ミシンが取り上げられる機会が増え、足元では国内外で主にネット販売を中心に好影響として表れているという。こうした推移を受け、経常利益は従来予想を67%引き上げて10.0億円の見込み(前期比では26.4%減)とした。(HC)

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