PALTEKが12月期第2四半期連結業績予想を上方修正

■第1四半期連結業績は増収、黒字転換で着地

 PALTEK<7587>(東2)は8日、2020年12月期第2四半期連結業績予想の増額修正を発表し、売上高を140億円から160億円(前年同期比8.1%増)へ、営業利益を50百万円から2億40百万円(同3.9倍)へ、四半期純利益を7百万円から80百万円(同3.4倍)へ上方修正した。

 半導体事業で5Gインフラ通信機器、計測機器向けなどへのFPGAの販売や、海外携帯情報端末向けへのメモリ製品の販売などが想定よりも堅調に推移することが見込まれることによる。また、新型コロナウイルス感染症の影響で複数の展示会への出展が中止になり、販管費が予想を下回ることが見込まれるとしている。

 なお、20年12月期通期業績予想は従来見通しを据え置いている。

 また、同日に第1四半期連結業績を発表し、売上高87億56百万円(前年同期比23.1%増)、営業利益2億12百万円(同2.6倍)、四半期純利益73百万円(前年同期15百万円の赤字)となり、増収、黒字転換で着地した。

 各事業を見ると、半導体事業では、海外の携帯情報端末向けのメモリ製品、放送機器および通信機器向けのFPGAなどが堅調に推移した。

 デザインサービス事業では、通信機器および医療機器向けが増加した。

 ソリューション事業では、映像配信システムおよび紙梱包資材システムの販売が増加したものの、乳幼児見守りシステムなどの販売が減少した。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る