インテージホールディングスの20年6月期第4四半期連結業績は、増収増益と堅調

◇インテージならびにM&Aにより加入した協和企画、エヌ・エス・ケイ等が貢献

 インテージホールディングス<4326>(東1)の20年6月期第4四半期連結業績は、増収増益と堅調であった。堅調であった要因は、インテージならびにM&Aにより加入した協和企画、エヌ・エス・ケイ等の貢献により増収となり、利益面については、ヘルスケアおよびインテージテクノスフィアの影響等により増益となったことが挙げられる。なお、期連結業績は、決算期変更に伴い、19年4月1日から20年6月期までの15カ月間の決算となる。

 その結果、20年6月期第4四半期連結業績は、売上高562億04百万円(前年同期比4.1%増)、営業利益45億54百万円(同6.7%増)、経常利益46億円(同9.1%増)、純利益31億30百万円(同9.5%増)となった。

 マーケティング支援(消費財・サービス)は売上高348億98百万円(同3.2%増)となったが、営業利益は20億86百万円(同5.7%減)と減益となった。SRI+のリニューアル等投資が嵩んだことが影響している。

 マーケティング支援(ヘルスケア)は売上高137億25百万円(同4.9%増)、営業利益17億10百万円(同6.6%増)と医療用医薬品・医療機器に係るカスタムリサーチや、一般用医薬品に係るパネル調査は堅調に推移したことから増収増益となった。

 ビジネスインテリジェンスは、既存業界向けソリューションが堅調であったことに加え、子会社化したエヌ・エス・ケイが貢献したことにより、売上高75億81百万円(同7.0%増)、営業利益7億58百万円(同67.6%増)と増収大幅増益であった。

 今期は15カ月決算であるが、ここまでは増収増益と堅調に推移していることもあり、配当は30円(前期22円)と8円の増配を予想している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る