コーア商事HDが20年6月期業績・配当予想を上方修正

■配当を6円増額

コーア商事ホールディングス <9273>(東2)は12日、 20年6月期の連結業績予想の増額修正を発表し、売上高を150億円から158億円(前期比3.9%増)へ、営業利益を13億円から19億50百万円(同61.1%増)へ、経常利益を13億10百万円から19億70百万円(同54.3%増)へ、純利益を8億50百万円から13億50百万円(同2.1倍)へ上方修正した。

 原薬販売事業で、売上構成が利益率の低い商品から利益率の高い商品へ変化した。加えて、医薬品製造販売事業で一部製品の受託製造が堅調に推移したことが見込まれるとした。

 また、業績予想の修正により配当予想を増額修正し、従来の24円を6円増配し、期末一括配当を30円にする方針とした。

 なお、同時に第3四半期決算を発表、売上高は前年同期比7.1%増の111億4百万円、営業利益は同2.6倍の15億2百万円、経常利益は同2.5倍の15億32百万円、四半期純利益は同4.1倍の10億56百万円となり、大幅増益だった。

 事業別の取組みを見ると、原薬販売事業では、売上高は78億99百万円(前年同期比1.0%減)、営業利益は12億93百万円(同25.9%増)だった。高脂血症用剤用原薬等の販売が在庫調整による需要減や競合他社の参入により減少したが、抗生物質製剤、催眠鎮静剤、アルキル化剤等で販売が増加した。

 医薬品製造販売事業では、売上高は39億67百万円 (同33.7%増)、営業利益は2億29百万円(前年同期は3億37百万円の赤字)となった。一部製品の受託製造が堅調に推移した。

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