日機装が新型コロナウイルスに対する深紫外線LED空間除菌消臭装置の有効性を確認

■宮崎大学医学部で不活化試験を実施し感染価99.9%以上減少と発表

日機装<6376>(東1)は5月27日の正午頃、「当社の深紫外線LEDの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する有効性を確認」と題したニュースリリースを発表した。株価は後場990円(86円高)で始まったが、午前中に「紫外線LED」などが材料視されて急伸し、前場は1054円まで上げた。

 発表によると、空間除菌消臭装置「Aeropure(エアロピュア)」に搭載される深紫外線LEDついて、新型コロナウイルスの不活化試験を宮崎大学医学部の共同研究講座「医療環境イノベーション講座CollaborationLabo.M&N」にて実施し、その有効性を確認した。新型コロナウイルスの感染価の減少率は、30秒、60秒照射後にともに99.9%以上(検出限界値である20PFU/mL未満)であった。初期値からの感染価対数減少値は、>log103.2だった。

 同様に紫外線照射機器を手掛ける、岩崎電気<6924>(東1)ウシオ電機<6925>(東1)も高い。(HC)

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