【決算概況】寿スピリッツ:2015年3月期、売上高4期・純利益3期連続で過去最高を更新

■連続成長へブランド力強化、首都圏展開・インバウンド施策を徹底推進

 寿スピリッツ<2222>(東1)15年3月期連続業績は、消費税増税の影響と遷宮効果の反動減に加え、夏場の相次ぐ天候不順など厳しい経営環境であったが、首都圏での積極的な事業展開した施策が奏功し、売上高は0.1%の微増ながらも4期連続して増収、純利益は2.1%増えて3期連続増益、それぞれ過去最高記録を塗り替えた。その結果、ROEは15.3%と3期連続で15%超を維持し、1株当たり配当金40円を継続する。

 売上高22,966百万円(前年比0.1%増)、営業利益2,033百万円(同13.2%減)、経常利益2,069百万円(同12.4%減)当期純利益1,304百万円(同2.1%増)

■「世界へ、ありえないほどの驚きの超感動(非日常)」を提供~「ワールド サプライジング リゾート宣言」掲げる

 今期環境については、引き続き企業収益改善等、景気回復が期待されるが、物価上昇による生活防衛意識の高まりや少子高齢化の進行に伴う人口減などの要因により消費者の商品、サービスに対する選別眼は厳しさを増すものと見ている。

 そのため同社は、このたび、新しい経営スローガン「ワールド サプライジング リゾート宣言」を掲げ、グループを挙げて、「世界へ、ありえないほどの驚きの超感動(非日常)」を提供し、ブランド価値の増大を目指す。

 特に、国内最大の消費マーケットである首都圏では、今後、オリンピックをはじめ、多くの成長機会が見込まれるインバウンド(訪日外国人旅行客)需要に向けた対策強化、さらに海外での事業展開をめざし、事業モデルの構築に取り組む方針だ。

 通期連結業績は、売上高23,700百万円(前期比3.2%増)、営業利益2,150百万円(前期比5.7%増)、経常利益2,150百万円(前期比3.9%増)、当期純利益1,390百万円(前期比6.5%増)を見込んだ。

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