【株式市場】米中摩擦への懸念あり日経平均は90円安前後を中心に一進一退

株式

◆日経平均は2万2616円77銭(78円97銭安)、TOPIXは1598.51ポイント(5.31ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億2547万株

 6月5日(金)前場の東京株式市場は、トランプ大統領が中国の旅客機による米国乗り入れ停止を発令したと伝えられ、米中摩擦の激化などへの懸念があり、日経平均は82円安で始まった後132円18銭安(2万2563円56銭)まで軟化した。ただ、日本航空<9201>(東1)などの航空株が高く、機械株のファナック<6954>(東1)も朝寄り後を除いて堅調。日経平均は90円安前後(約2万2600円)で小動きを続け底堅かった。

藤久<9966>(東1)が手作りマスク用品の需要増などによる業績予想の増額を材料に2日続けて大幅高。アルチザネットワークス<6778>(東1)も業績予想の増額が好感されストップ高。サイジニア<6031>(東マ)は6月決算への期待が言われて一時ストップ高。gooddaysホールディングス<4437>(東マ)は不動産業界向け電子署名サービスなどが注目され一段高。コックス<9876>(JQS)は今期黒字化への期待やアパレル業界再編の思惑などが言われて急伸。

 東証1部の出来高概算は6億2547万株、売買代金は1兆863億円。1部上場2169銘柄のうち、値上がり銘柄数は755銘柄、値下がり銘柄数は1326銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、空運、鉄鋼、海運、保険、銀行、証券・商品先物、輸送用機器、非鉄金属、などが高い。(HC)

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