【特集】「第2のアンリツ」探しも一法、信用大取組株にスポット

日インタビュ新聞ロゴ

 週明けは、売り方と買い方の攻防でアンリツの方向感も決まってくることになる。アンリツ<6754>(東1)が一段高となれば、買い方寄りで追随し、「第2のアンリツ」探しも一法となりそうで、今週の当特集では、信用大取組株にスポットを当ててみたい。

■ロードサイド関連、EC関連のテーマ株人気再燃の思惑も

 アンリツと同様の信用好需給株を信用買い残が100万株を上回り、今年6月に年初来高値を更新した銘柄に限定して絞り込むと次の6銘柄がスクリーングされる。信用売り残が多い順に列挙するとZホールディングス<4689>(東1)コジマ<7513>(東1)ZOZO<3092>(東1)資生堂<4911>(東1)ヤマシンフィルタ<6240>(東1)資生堂<4911>(東1)と続き、新興市場株でも日本マクドナルドホールディングス<2702>(JQ)が含まれる。

 コロナ禍のなかロードサイド関連で高値追いとなったコジマやマクドナルド、EC関連のZOZOなど高値でのテーマ株人気再燃があるか、投資採算面から買われ過ぎと評価されるか注目されることになる。

■銀行、商社のバリュー株に加えて値ごろ妙味の関連株も潜在

 信用好取組株のなかで投資採算的にも割安なバリュー株も、見逃せない。これも信用売り残の多い順にあげるとセブン銀行<8410>(東1)伊藤忠商事<8001>(東1)コロプラ<3668>(東1)めぶきフィナンシャルグループ<7167>(東1)九州フィナンシャルグループ<7180>(東1)大陽日酸<4091>(東1)日立造船<7004>(東1)太陽誘電<6976>(東1)コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>(東1)ヒューリック<3003>(東1)サンデンホールディングス<6444>(東1)と続き、新興市場株でも夢真ホールディングス<2362>(JQS)が該当する。

 銀行株が多く、バリュー株も一部含まれるが、値ごろ妙味のある銘柄が多く、売り方の買い方の攻防が激化しそうだ。

【関連記事情報】
【どう見るこの相場】「踏んだらしまい」か「逆日歩に買いなし」か!?信用大取組株にはなお高値攻防余地

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る