ケイアイスター不動産がセゾンファンデックスと提携し新規FC加盟事業主など支援する不動産担保ローンを開始

新製品&新技術NOW

■同社のFC契約者であれば運転資金、開業資金などの融資で事業を支援

ケイアイスター不動産<3465>(東1)は、このほど、フランチャイズ(FC)事業の拡充を図るため、株式会社セゾンファンデックス(東京都豊島区)と業務提携を行い、同社のFC契約事業主であれば運転資金、設備投資、開業資金などの融資を受けられるサービスを2020年6月10日から開始した。

■最長25年で借り換え可能になり一段と幅広い対応が

 セゾンファンデックスの「不動産担保ローン」を利用することにより、同社のFC契約事業主は運転資金や設備投資資金、開業資金、緊急時の事業運転資金、未納税金の支払い等、短期借り入れの資金を最長25年で借り換えが可能となるなど、幅広い対応が可能となった。

 このたび、「不動産担保ローン」を導入することになった目的・背景には、同社のFC事業を検討したいと希望する事業主からの問い合わせが昨今増えてきていることがある。

■FC加盟契約の80%が異業種から新参入、支援体制を拡充

 同社のFC加盟店新規契約では、約80%が異業種からの新規参入になる(2020年3月~5月)。6月以降も、新型コロナウイルスの影響で経済への見通しが一段と不透明になる中、事業主体を1つの業態だけで行うのではなく複数の業態で事業展開を行うことによって、万が一に備えて安定した収入の途を確保し、かつ、同社のFC事業を検討したいと希望する事業主からの問い合わせが増えている。こうした、これからFC事業を始める事業者を資金面でバックアップできる環境を厚くすることが導入の目的の一つとなった。

 FC契約を行う事業者が不動産業を選ぶ要因としては、(1)飲食業などに比べ、店舗、厨房など設備投資が抑えられる、(2)物件仲介を主軸にすると在庫を抱えなくてよい、(3)新築物件~リフォームまで永年顧客の獲得がしやすい、など、他業種に比べ創業資金や在庫確保などの初期費用及びランニングコストが抑えられるといった利点が多くあると考えられる。

 そこで同社では、FC契約により事業をこれから始める事業主や、既契約のフランチャイズ加盟店に対して今後拡充を図りたいと考えている事業者を対象に、セゾンファンデックスの不動産担保ローンの融資を受けられるよう業務提携した。

 同社のFC事業は現在、31店舗の加盟店がある。同社全体としても、FC事業により更なる事業拡大を目指し、エリア毎の用地仕入れと販売網の強化を図っていく計画だ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る