サイバーリンクスは14年の高値目指す

株式市場 銘柄

 サイバーリンクス<3683>(東1)はITクラウド事業およびモバイルネットワーク事業を展開している。20年12月期はITクラウド事業が牽引して大幅増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は急伸した6月の年初来高値から一旦反落したが、自律調整を交えながら14年の上場来高値を目指す展開を期待したい。

■ITクラウド事業とモバイルネットワーク事業を展開

 ITクラウド事業(食品流通業および官公庁などの顧客向けに基幹業務システムなどのクラウドサービスを提供)、およびモバイルネットワーク事業(ドコモショップ運営の二次代理店として和歌山県で7店舗)を展開している。

■20年12月期大幅増益予想

 20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比33.3%増の139億26百万円、営業利益が42.0%増の6億39百万円、経常利益が38.8%増の6億40百万円、純利益が39.8%増の3億92百万円としている。ITクラウド事業が牽引して大幅増益予想である。

 第1四半期は売上高が33億89百万円、営業利益が2億84百万円だった。モバイルネットワーク事業は消費者の端末購入意欲減退で低調だが、ITクラウド事業の好調が牽引した。第1四半期の進捗率は売上高24.3%、営業利益44.4%と順調だった。通期も収益拡大を期待したい。

■株価は14年の高値目指す

 なお5月14日に自己株式取得(上限30万株・3億円、取得期間20年5月15日~21年3月31日に)を発表している。

 株価は急伸した6月の年初来高値から一旦反落したが、自律調整を交えながら14年の上場来高値を目指す展開を期待したい。7月9日の終値は2044円、時価総額は約106億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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