【株式市場】日経平均は時間とともに上げ幅を広げ高値引けとなり大幅反発

株式

◆日経平均は2万2784円74銭(493円93銭高)、TOPIXは1573.02ポイント(37.82ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億1519万株

 7月13日(月)後場の東京株式市場は、日銀・黒田総裁の出身地がこのたび豪雨災害を受けた九州ということで、14~15日に開かれる日銀の金融政策会合に期待する様子があり、そんな恣意的なことはやらないとされながらも、日経平均は431円高で始まりジリ高基調を続けた。鉄鋼株が前場上げたまま高値圏で推移し、トヨタ自動車<7203>(東1)富士通<6702>(東1)キヤノン<7751>(東1)などが一段と強含んだ。日経平均は493円93銭高(2万2784円74銭)まで上げて高値引けとなり大幅に反発した。

 後場は、三井不動産<8801>(東1)などの不動産株が反発幅を広げ、日本抵抗器<6977>(東2)は中国の自動車販売回復や6月決算への期待が言われて一段と上げストップ高。リボミック<4591>(東マ)は抗NGF(神経成長因子)アプタマーに関するインドでの物質特許査定が注目されて急伸しストップ高。アテクト<4241>(JQS)は衛生検査器材事業で大阪営業所を開設したことなどが注目されて一段高。

 東証1部の出来高概算は12億1519万株(前引けは6億2463万株)、売買代金は2兆1386億円(同1兆833億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は2032(前引けは1933)銘柄、値下がり銘柄数は126(同206)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、鉄鋼、空運、輸送用機器、非鉄金属、ガラス・土石、繊維製品、不動産、パルプ・紙、倉庫・運輸、銀行、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る