ダブルエーは戻り歩調、卑弥呼を子会社化して成長加速

株式市場 銘柄

 ダブルエー<7683>(東マ)は婦人靴の販売を展開している。卑弥呼を子会社化して成長を加速させる方針だ。21年1月期予想は新型コロナウイルスの影響で未定としている。第1四半期は影響が直撃したが、6月3日から全店舗の営業を再開している。売上は回復基調となりそうだ。株価は3月の安値圏から水準を切り上げて戻り歩調だ。出直りを期待したい。

■婦人靴の販売、卑弥呼を子会社化して成長加速

 19年11月東証マザーズに新規上場した。婦人靴の販売を、国内および海外(香港、マカオ、中国、台湾)で展開している。20年1月期末の店舗数は国内が111店舗(店舗103、EC8)、海外が23店舗、グループ合計が134店舗だった。中国工場との連携によって、企画~流通~販売のサイクルを高速回転させる高効率販売を特徴としている。

 20年5月に卑弥呼を子会社化した。スポーツジャンル「ORTR」の強化とともに、卑弥呼のグループ入りで商品群・顧客層を拡大し、成長を加速させる方針だ。

■21年1月期予想は未定

 21年1月期の連結業績予想は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が不透明なため未定としている。第1四半期は売上高が15億62百万円、営業利益が5億52百万円の赤字だった。店舗臨時休業・営業時間短縮の影響が直撃した。

 6月3日から全店舗の営業を再開し、6月3日~10日の国内全店舗売上(ECを含む)は前年同期間比114.38%となった。海外は日本より早い段階で店舗営業を再開している。第2四半期以降の売上は回復基調となりそうだ。

■株価は戻り歩調

 株価は3月の安値圏から水準を切り上げて戻り歩調だ。出直りを期待したい。7月13日の終値は2660円、時価総額は約126億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る