テクマトリックスが出直り強める、最新のアーキテクチャ分析ツールなど注目される

■製品発表を機に最高益圏の好業績や医療ITへの展開など見直す

テクマトリックス<3762>(東1)は7月21日、10時にかけて1841円(90円高)まで上げ、出直りを強めている。直近の会社発表ニュースとしては、20日、米Lattix社製のアーキテクチャ分析ツール「Lattix」の最新日本語版「Lattix11」の販売を同日から開始と発表したことがあり、20年3月期までの連続最高益や医療IT分野への展開などが注目し直されている。

 Lattix社のアーキテクチャ分析ツール「Lattix」は、ソフトウェアの構造と依存関係をDSM(Dependency Structure Matrix)を使って可視化するツールの草分けとして、自動車、カーナビ、複合機などの製造業をはじめ、医療機器や金融といったさまざまな業界で導入されてきている。

 発表によると、20日発表のアーキテクチャ分析ツール「Lattix」の最新日本語版「Lattix11」は、追加開発や改変が主流となっている製造業のソフトウェア開発の品質担保をアーキテクチャの側面から支援するさまざまな機能が追加された。グローバル変数と関数の関係をCRUD図に似たマトリクス形式で表現するRead/Writeマトリクスビュー、コードを変更する際の影響度を数値化するメトリクス、C/C++のポインターとグローバル変数に関連する依存関係の可視化といった機能が実装された。さらに、アーキテクチャルール違反を課題として登録するJIRA連携や、SonarQube連携など、継続して品質を確保するための機能も追加された。(HC)

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