ラクーンHDの第7回新株予約権が一挙に発行総数の2割近く大量行使される

■同時発行の5回、6回は行使完了済みで7回も行使進む可能性

ラクーンホールディングス(ラクーンHD)<3031>(東1)は7月22日の取引終了後、新株予約権の大量行使を発表し、2018年8月に発行した第7回新株予約権(行使価額修正条項付)の2020年7月1日から同年7月22日までにおける予約権の権利行使数が1400個(14万株、発行総数の19.6%)になったとした。

 第7回新株予約権の発行総数は、18年8月の発行時のお知らせによると7140個(71万4000株相当)。今回の大量行使発表では、前月末時点(6月末時点)における未行使の新株予約権数は7140個だったため、発行から2年近く経って初めて予約権の行使が行われたことになる。それも大量に。このため、今後一気に行使が進む可能性があるようだ。

 なお、第7回新株予約が発行された18年8月には、同時に第5回新株予約権、第6回新株予約権も発行されたが、第5回、第6回は「行使価格固定型」だったためか、ともに20年4月から6月にかけて行使が完了となっている。(HC)

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