JFEシステムズは第1四半期の営業利益34%増など好感され一段高

■通期予想は数値の開示を見送ったがDX新製品など注目される

 JFEシステムズ<4832>(東2)は7月27日、一段高となり、10時過ぎに12%高の4000円(445円高)まで上げて戻り高値を更新した。

 7月22日に発表した第1四半期(2020年4~6月)の連結決算が基盤サービス事業の拡大などにより大きく拡大し、営業利益は前年同期比34.0%増の9.94億円となり、純利益も同34.7%増加して6.20億円だったことなどが好感されている。売上高は同9.3%増の114.32億円だった。

 通期・21年3月期の業績予想については、新型コロナウイルス流行を契機としたテレワーク環境の整備などの需要増がある一方、景気後退にともなう企業の情報システム投資の鈍化などがあり、現時点では合理的な算定ができないため数値の開示を見送った。

 ただ、企業の「DX」(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術による変革)を支援する最新製品「SIDEROS(シデロス)DXソリューション」の2020年7月発売開始など、タイムリーな商品開発は注目されている。(HC)

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