【編集長の視点】SFPダイニングは2Q業績上ぶれ着地に新規出店攻勢もオンして下げ過ぎ訂正買いが再燃し反発

編集長の視点

SFPダイニング<3198>(東2)は、16円高の1639円と反発して始まり、今年4月20日につけた上場来高値1766円を再び視界に捉えている。5月8日に発表した今9月期第2四半期(2Q)累計業績が、昨年12月の新規株式公開(IPO)時の予想を上回って増収増益率を伸ばして着地したことを手掛かりに下げ過ぎ訂正買いが再燃している。主力業態の浜焼き居酒屋チェーン店「磯丸水産」で、5月3日に100店舗目となる「高円寺純情商店街店」を新規出店するなど5月月間で一挙に5店舗の新規オープンを予定、新規出店攻勢を強めていることも、フォローの材料視されている。

■主力業態店「磯丸水産」を5月月間で一挙に5店舗をオープン

2Q累計業績は、利益がIPO時予想を1億9300万円~4700万円上ぶれ前年同期比46.6%増収、41.0%営業増益、53.7%経常増益、41.3%純益増益と大幅続伸して着地した。今9月期通期の新規出店計画41店舗(前期実績28店舗)に対して「磯丸水産」を中心に前倒しして新規出店を進め、2Q累計で28店舗を出店し、進捗率が68%となり、この出店加速効果で出店費用負担を吸収し、引き続き仕入れ原価の低減を進めたことなどが上ぶれ着地要因となった。

今9月期通期は、通期新規出店計画をIPO時の予想の41店舗から42店舗へ拡大するが、業績そのものはIPO時予想を据え置き、売り上げ286億円(前期比42.5%増)、営業利益28億6000万円(同44.5%増)、経常利益31億5000万円(同58.9%増)、純利益19億5000万円(同65.5%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。2Q好決算や5月の「磯丸水産」の新規出店ラッシュなどから業績上ぶれ期待も高まることが予想される。

■最安値から株主優待制度新設で5割高し一段の戻りにトライ

株価は、昨年12月に公開価格1940円でIPOされ、公開価格を下回る1620円で初値をつけ上場来安値1180円まで売られるなどIPO株人気は不発となったが、今年1月に発表した年間8000円の食事券を贈呈する株主優待制度の新設を歓迎して上場来高値1766円まで約5割高、初値近辺での中段固めを続けてきた。新規出店ラッシュ、業績上ぶれ期待を高め高値抜けから公開価格奪回と一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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