BuySell Technologiesはネット型リユース事業

株式市場 銘柄

 BuySell Technologies<7685>(東マ)は、ネット型リユース事業「バイセル」を展開している。20年12月期は未定としている。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は上値の重い展開だが、一方では下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■ネット型リユース事業「バイセル」

 19年12月東証マザーズに新規上場した。ネット型リユース事業として、ラグジュアリーリユース商材中心に、出張訪問買取サービス「バイセル」を展開している。販売は古物市場や業者オークションのtoBが主力である。またtoCの自社EC販売「バイセルオンライン」や、新規事業としての車査定・買取アプリ「CAPPY」もスタートしている。

 アライアンス戦略も推進し、20年5月にはクロスソリューションズ、リストインターナショナルリアリティと業務提携している。

■20年12月期予想は未定

 20年12月期業績(非連結)予想は、期初時点では増収増益予想としていたが、新型コロナウイルスの影響を考慮して5月14日に未定に修正している。なお第1四半期は売上高が前年同期比8.2%増収、営業利益が38.2%減益だった。TVCMへの広告投資、新型コロナウイルスに伴う百貨店催事の中止などで減益だった。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は上値の重い展開だが、一方では下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。7月30日の終値は2015円、時価総額は約138億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る