ツクルバは丸井グループと資本業務提携

株式市場 銘柄

 ツクルバ<2978>(東マ)は中古住宅流通プラットフォームcowcamoを展開している。7月30日には丸井グループとの資本業務提携を発表した。20年7月期は新型コロナウイルスの影響で赤字予想だが、21年7月期の収益拡大を期待したい。株価は上値を切り下げて軟調だが、調整一巡して反発を期待したい。

■中古住宅流通プラットフォームcowcamoを展開

 19年7月東証マザーズに新規上場した。中古住宅流通プラットフォームcowcamo(カウカモ)事業を展開している。仲介手数料が収益柱である。シェアオフィスのシェアードワークプレイス事業の拡大も推進している。

 7月30日には丸井グループ<8252>との資本業務提携、および丸井グループを割当先とする新株予約権付社債の発行を発表した。丸井グループが推進する共創投資の一環として、丸井グループとの協業による新規事業開発を推進する。

■20年7月期赤字予想、21年7月期の収益拡大を期待

 20年7月期の業績(非連結)予想は、期初時点では売上高21億22百万円のみ開示していたが、6月11日に修正し、売上高が19年7月期比8.9%増の16億50百万円、営業利益が2億85百万円の赤字(19年7月期は19百万円の黒字)としている。営業活動が新型コロナウイルスの影響を受け、cowcamo(カウカモ)事業の成約件数が減少している。21年7月期の収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は上値を切り下げて軟調だが、調整一巡して反発を期待したい。7月30日の終値は750円、時価総額は約73億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る