【株式市場】日経平均は後場一段と下げ新型コロナによる企業業績への影響を改めて意識

株式

◆日経平均は2万1710円ちょうど(629円23銭安)、TOPIXは1496.06ポイント(43.41ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増勢となり16億7899万株

 7月31日(金)後場の東京株式市場は、日経平均は452円安で始まった後も次第安となった。昼頃に東京都の今日の新型コロナ感染者数が400人超と伝わり、四半期決算の発表が佳境を迎える中、経済低迷による企業業績への影響が改めて意識された。13時に未定だった通期の業績予想などを発表した清水建設<1803>(東1)が一段と下げ、13時30分に四半期決算を発表した三井物産<8031>(東)もさらにジリ安。日経平均は大引けにかけて629円23銭安(2万1710円ちょうど)までさげ、そのまま安値引け。大幅に6日続落となり、終値での2万2000円割れは6月29日以来となった。

 中で、後場は、インフォコム<4348>(東1)が四半期決算の発表を受けて一段高の場面を見せ、中国塗料<4617>(東1)は13時半の発表後に一段高。ダイトーケミックス<4366>(東2)は前場から大引けまで買い気配のままストップ高。みらいワークス<6563>(東マ)は好決算期待などで一段高の場面。

 新規上場のSun Asterisk<4053>(東マ)の初値は1209円となり公開価格を72.71%上回った。後場ストップ高の1509円まで上げ高値引け。同じく新規上場の日本情報クリエイト<4054>(東マ)の初値は2210円で公開価格を70%上回った。後場2480円まで上げ、終値は2310円だった。

 東証1部の出来高概算は増勢となり16億7899万株(前引けは7億302万株)、売買代金は2兆7815億円(同1兆2150億円)。1部上場2173銘柄のうち、値上がり銘柄数は134(前引けは195)銘柄、値下がり銘柄数は2032(同1954)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりした。前引けは電力・ガス1業種のみ高かった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る