ケイブは機動的な欠損補てんなど好感され昨年来の高値を更新

■前期は連結赤字だが「早期に復配できる体制を確保」

 ケイブ<3760>(JQS)は8月3日、次第高となり、後場は13時過ぎに9%高の2396円(200円高)前後で推移。前場は2470円(274円高)まで上げて昨年来の高値を更新した。

 前5月期の連結決算(7月14日発表、この5月期より連結財務諸表を作成)は各利益とも赤字だったが、株価は発表の前後を境に出直り始め、高値を更新してきた。同29日付では、資本金及び資本準備金の減少を発表。「今後の柔軟かつ機動的な資本政策や早期に復配できる体制を確保するため」(発表リリースより)、利益準備金などの取り崩しと合わせて欠損の補てんに充当するとした。この欠損補てんは勘定の振替処理にて行うため、株主の所有株数に影響を与えるものではないとし、安心感があるようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る