ステラケミファは第1四半期の利益進ちょく率4割が注目され戻り高値を更新

■がん治療用ホウ素薬剤が承認取得し販売開始され注目強まる

 ステラ ケミファ<4109>(東1)は8月7日、大きく出直って始まり、取引開始後に6%高の2935円(155円高)まで上げて約2週間ぶりに戻り高値を更新した。第1四半期の連結営業利益が前年同期比4.3%増の8.84億円となり、伸び率は小さいが期初に示した通期予想額19.0億円の4割強を確保。注目されている。

 6日の取引終了後に第1四半期連結決算(2020年4~6月)を発表し、売上高は前年同期比15.5%減だったが、経常利益は同11.6%増の8.41億円となり、やはり通期予想額19.5億円の4割強を確保した。がん治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用ホウ素薬剤が製造販売承認を取得し、薬価基準に収載され販売を開始した。通期予想は全体に据え置いたが先行きが期待されている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る