【話題】猛暑はこれから?、東京都心で36.7度と伝えられるが猛暑関連株まだ大きな動意みせず

■大陽日酸はドライアイスがイメージされ6%高、補水の大塚HDは4%高

大陽日酸<4091>(東1)は8月11日の後場寄り後に6%高の1882円(102円高)をつけ、前週に続いて出直り基調となっている。産業用ガスの総合最大手で、グループにドライアイスの大手・日本液炭(株)があり、この日の気温が東京都心で正午に36.8度、前橋と熊谷で同じく38.0度と伝えられるなど猛暑となっているため注目が波及したとの見方が出ている。

 もっとも、猛暑関連株とされる乳業株、飲料・自販機株、ビール株、補水製品株、夏用品株、エアコン株などをみると、補水製品の大塚HD<4578>(東1)は4.6%高(208円高の4807円)、日傘のムーンバット<8115>(東2)は3%高(20円高の621円)、など、総じてまだ本格的な動意を見せていない印象がある。往年のサマーストックとされる小豆アイスの井村屋G<2209>(東1)は年初来の高値だが1%高(31円高の2388円)。冷感マスクのコックス<9876>(JQS)は小甘い。

 このため、市場関係者の中には、「やはり麦わら帽子は冬に買えかな」と落胆気味の声が出ていたが、逆に「株価には先見性があるというから、今年の猛暑はこの先もっと暑くなることを予見しているのかもしれない」と見て銘柄を探す様子もあった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る