GMOクラウドは20年12月期2Q累計増収増益で進捗率も順調

(決算速報)
 GMOクラウド<3788>(東1)は8月11日の取引時間終了後に20年12月期第2四半期累計の連結業績を発表した。各事業とも順調に推移した。電子契約サービスも拡大して増収増益だった。そして通期予想に対する進捗率も順調だった。通期ベースでも収益拡大を期待したい。株価は6月の上場来高値から反落してモミ合う形だが、安心感を強めて戻りを試す展開を期待したい。

■20年12月期2Q累計増収増益、通期も増収増益予想で進捗率順調

 20年12月期第2四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比4.9%増の67億81百万円、営業利益が8.7%増の8億12百万円、経常利益が22.3%増の9億22百万円、純利益が10.4%増の6億98百万円だった。各事業とも順調に推移した。電子契約サービスも拡大して増収増益だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が19年12月期比4.4%増の136億91百万円、営業利益が7.1%増の15億42百万円、経常利益が5.7%増の15億70百万円、純利益が5.5%増の11億32百万円としている。

 第2四半期累計の進捗率は売上高が49.5%、営業利益が52.7%、経常利益が58.7%、純利益が61.7%と順調だった。新型コロナウイルスで企業のテレワーク化や電子印鑑・電子契約化の流れも追い風となる。通期ベースでも収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は急伸した6月の上場来高値から反落してモミ合う形だ。第2四半期累計業績に特にサプライズ感はないが、安心感を強める動きとなりそうだ。戻りを試す展開を期待したい。8月11日の終値は7100円、時価総額は約830億円である。

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