大幸薬品は業績予想の増額など好感され上場来高値を更新

■新型コロナ流行を受け除菌剤「クレベリン」など拡大

大幸薬品<4574>(東1)は8月13日、急伸し、9時30分にかけて18%高の2795円(436円高)まで上げ、約1ヵ月半ぶりに事実上の上場来高値を更新した。12日の取引終了後に第1四半期の連結決算と12月通期連結業績予想の増額修正を発表し、注目集中となっている。 

 今期は、決算期を3月から12月に変更した最初の年度(経過期間)となり9ヵ月決算。第1四半期(2020年4~6月)の連結売上高は57.73億円となり、20年3月期第1四半期(19年4~6月)の売上高14.16億円の4.1倍となった。営業利益は27.57億円となり、同じく15.3倍となった。新型コロナウイルス流行を受けて除菌剤「クレベリン」などの需要が急増。

 こうした推移などを受け、今12月の連結業績予想を増額修正し、売上高は期初予想を33.3%引き上げて180億円の見込みに、営業利益は同48.6%引き上げて55億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同52.0%引き上げて38億円の見込みに各々修正した。増額後の今期予想1株利益は88円49銭。(HC)

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