マルマエの7月の受注残高は前年同月比19.4%増加、中期計画を一部修正し最終年度を1年延長

■日本製の半導体製造装置を取り巻く市場環境など吟味

マルマエ<6264>(東1)は8月21日の取引終了後、7月の月次受注残高と中期事業計画の修正を発表した。

 7月末の受注残高は、半導体分野が前月比で3.1%減となったものの、前年同月比では26.2%増の5.81億円となった。FPD分野は受注・検収共に順調だったことから、前月比で4.5%増加し、前年同月比では6.7%増の2.62億円となった。その他分野には、大きな変化はなかった。これらの結果、全事業の7月末の受注残高は、前月比0.8%減、前年同月比19.4%増の8.48億円となった。

■中期計画は期間を1年間延長し2022年8月期まで

 また、現在進行中の中期事業計画「Innovation2021」(2019年8月期~21年8月期)について、日本製の半導体製造装置を取り巻く市場環境や市場動向を受け、その期間を1年間延長すると共に、数値目標を修正した。

 最終年度の売上高は80億円としてきたが、期間を1年間延長した最終年度になる22年8月期の売上高として70億円の計画に修正した。営業利益もこれまで24億円としてきたが、1年延長した最終年度に20億円の計画とした。一方、配当性向・最低配当額は変更せず、30%以上・年10円(ただし赤字になる場合は見直す)とした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る