【業績でみる株価】エスアールジータカミヤは24カ線接近で押し目買い有効、前3月期足踏みの利益は今期2ケタ総益

業績で見る株価

エスアールジータカミヤ<2445>(東1・売買単位100株)の株価は2015年1月30日に上場来高値1197円(分割修正)をつけたあと調整だが、月足24カ月移動平均線に近づいたことで下値に届いたものとみられる。去る、19日に中期経営計画を下方修正したことが影響したとみられるが、それでも業績の拡大傾向には変わりはなく押し目買い好機だろう。

業績は毎期、着実な拡大を辿っている。

・2010年3月期=売上145.3億円、営業利益6.78億円、ROE6.1%
・2011年3月期=売上174.9億円、営業利益7.22億円、ROE5.4%
・2012年3月期=売上232.1億円、営業利益10.37億円、ROE12.7%
・2013年3月期=281.1億円、営業利益16.05億円、ROE12.2%
・2014年3月期=324.43億円、営業利益30.51億円、ROE21.5%
・2015年3月期=342.61億円、営業利益30.98億円、ROE19.8%

という実績である。

これまでの業績の伸びに比べると2015年3月期はやや鈍ったといえる。この点について髙宮一雅社長は、「2015年3月期は増収増益にはなったものの、レンタル事業において建設労働者不足による土木・橋梁工事の着工時期や進捗の立ち遅れにより土木関連機材の出荷が低調に推移したことと、販売事業において外部環境の変化により太陽光パネル架台の販売が当初の計画を下回ったこと、また、将来の業容拡大に向けた人材の採用・確保に加え本社移転その他の投資を積極的に実施したことによる販売管理費の増加等により営業利益は1.5%の伸びにとどまりました」という。

足場等の仮設機材の販売・レンタル大手の同社を取り巻く事業環境は慢性的な労働力不足という問題はあるものの、需要は好調見通しである。今年7月施行の労働安全衛生規則改正により安全基準が強まり機材の追加、買替需要が見込まれる。首都高速など老朽化インフラの補修、耐震化、東京オリンピックを見据えたインフラ整備、再開発などに伴う需要が予想される。とくに、次世代足場『Iqシステム』の寄与に期待が大きい。

中期経営計画を下方修正するのは、「2016年以降の当社グループを取り巻く環境は概ね良好に推移すると見込まれますが、足元の業績を勘案し修正するもです」(高宮社長)という。

それでも、修正後の業績は2016年3月期で売上300億円(前期比13.8%増)、営業利益38億円(同22.7%増)と好調。今年1月1日付で株式2分割を実施、今期1株利益51.6円、配当は年10円の見通し。さらに、中期経営計画最終年度の2017年3月期は売上420億円、営業利益43億円の見通しとしている。

株価は2007年上場時の初値252円(権利修正)に対し今年1月高値1197円まで4.7倍、20日終値778円では3.0倍とほぼ業績拡大に準じた上昇となっている。2015年3月期業績はやや足踏みしたが、今期から再び2ケタ増益となる見通しから24カ線(698円)に近づいている水準は狙い場だろう。配当利回りは約1.3%、PER15.0倍は業績からみて割安水準だろう。当面、1000円台回復を目指すものとみられる。

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