【株式市場】日経平均は後場ダレるが次期首相候補の関連株など連想買いされ大きく反発

株式

◆日経平均は2万3139円76銭(257円11銭高)、TOPIXは1618.18ポイント(13.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億4148万株

 8月31日(月)後場の東京株式市場は、前場全面高となった大手商社や空運株が一進一退となり、ソニー<6758>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)は次第に上げ幅を縮小。日経平均は416円高で始まり、前場の高値2万3342円32銭(459円67銭高)に迫ったまま一進一退を続けた。14時過ぎからトヨタ自動車<7203>(東1)がマイナス転換など、主力株の一角がさえず、日経平均も上げ幅を縮めたが、大引けは比較的大幅な反発となった。

 後場は、ワイヤレスゲート<9419>(東1)ジモティ<7082>(東マ)が一段高となり、安倍首相の次は菅官房長官が有力との見方が何となく広がった感があるとされて携帯通信業界や地方創生関連株に連想買いが波及。オーミケンシ<3111>(東2)は固定資産売却益やパンクに強いタイヤ素材開発報道などで3日連続ストップ高。アプリックス<3727>(東マ)は子会社が展開する法人向けIoT用データ通信サービス「unio(ユニオ)」の採用・提供先拡大などが材料視されV字反発で高値更新。Eストアー<4304>(JQS)は第1四半期の大幅増益など再評価とされて急反発し高値を更新。

 東証1部の出来高概算は13億4148万株(前引けは5億9846万株)、売買代金は2兆3509億円(同9909億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は1605(前引けは1937)銘柄、値下がり銘柄数は492(同172)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは全33業種)が値上がりし、保険、情報/通信を除く業種が高かった。(HC)

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