グッドスピードは上値試す、21年9月期収益回復期待

株式市場 銘柄

 グッドスピード<7676>(東マ)は愛知県を中心に中古車販売事業を展開している。20年9月期は新型コロナウイルスの影響で赤字予想だが、21年9月期の収益回復を期待したい。株価は急伸して年初来高値を更新した。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■愛知県を中心に中古車販売事業

 愛知県を中心に東海4県で中古車販売事業を展開し、SUV販売台数日本一を目指している。20年4月には沖縄のエンジョイレンタカーからレンタカー事業を譲り受けた。

■20年9月期赤字予想だが21年9月期収益回復期待

 20年9月期の業績(非連結)予想(5月13日に修正して未定としていたが8月13日に公表)は、売上高が19年9月期比1.9%増の330億円、営業利益が2億86百万円の赤字(19年9月期は4億05百万円の黒字)、経常利益が4億20百万円の赤字(同3億18百万円の黒字)、純利益が3億50百万円の赤字(同1億93百万円の黒字)としている。新型コロナウイルスによる消費活動停滞の影響で赤字予想としている。

 なお第3四半期累計は売上高が前年同期比2.6%増の231億05百万円、営業利益が2億86百万円の赤字(前年同期は2億62百万円の黒字)だった。小売販売台数は増加したが、人件費や店舗の固定費が増加して営業赤字だった。

 当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、21年9月期の収益回復を期待したい。

■株価は上値試す

 株価(20年1月1日付で株式2分割)は安値圏でのモミ合いから上放れの形となり、急伸して一気に年初来高値を更新した。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。9月14日の終値は1447円、時価総額は約44億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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