リニカルは新型コロナ向け「イベルメクチン」治験が注目され後場急伸

■ノーベル賞の大村智教授が発見した系抗生物質で適応を探る

リニカル<2183>(東1)は9月18日、後場の取引開始から急伸し、12時55分には16%高の933円(131円高)まで上げて6月23日以来の900円台となっている。昼頃、「新型コロナウイルス感染症治療薬治験受託について」を発表し、注目集中となった。

 発表によると、学校法人・北里研究所(東京都港区白金)との間で、「イベルメクチン」の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する適応追加を目指した医師主導治験についての治験業務委託契約を9月9日に締結した。

 「イベルメクチン」は、ノーベル生理学・医学賞(2015年)の大村智北里大学特別栄誉教授が発見したマクロライド系抗生物質。動物薬として寄生虫駆除に用いられるほか、オンコセルカ症(河川盲目症)やリンパ系フィラリア症など寄生虫感染症薬としてアフリカ・中南米を中心に19年は約4億人が服用しているという。(HC)

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