【注目銘柄】コプロHDは急反落も連続最高業績を手掛かりに好需給思惑も底流し下値買い交錯

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 コプロ・ホールディングス<7059>(東1)は、前日24日に170円安の3070円と3営業日ぶりに急反落して引けた。日経平均株価が、後場に値を崩し258円安と急続落したことが波及し、同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。ただ下値は、25日移動平均線へ下ヒゲを伸ばし確認しており、今2021年3月期業績の連続最高更新予想を手掛かりにバリュー株買いが交錯した。また同社株は、今年9月11日に東証マザーズ・名証セントレックス市場から東証・名証第1部に市場変更されたばかりで、東証株価指数(TOPIX)組み入れを先取り、好需給思惑も側面支援材料視されている。

■建設技術社員の積極採用が続きチャージアップ交渉も進展

 同社の今2021年3月期業績は、売り上げ153億9800万円(前期比17.3%増)、営業利益16億7000万円(同4.9%増)、経常利益16億6900万円(同5.3%増)、純利益11億4800万円(同6.0%増)と予想され、2019年3月の新規株式公開(IPO)以来の過去最高更新となる。配当もIPO以来3期連続の増配で、今期は年間70円(前期実績60円)を予定している。建設・土木に特化した技術者派遣会社として、建設業界で建設技術者が高齢化し若手技術者不足が慢性化するなか、採用を拡大させている在籍技術社員の派遣数が増加し、稼働率もアップ、さらに派遣技術社員の1人当たりの売上単価を向上させるチャージアップ交渉を推進していることなどが要因となっている。今期も、今年4月に前期の4支店に続き3支店を新規開設しており、新規顧客の開拓を積極化させる。

 今年8月に発表した今期第1四半期(2020年4月~6月期、1Q)決算は、売り上げが前年同期に比らべ19.3%増と続伸し、営業利益・経常利益は同33%の減益で着地した。これは、支店開設費用や新卒技術社員の研修の充実、技術社員の積極的な中途採用、新型コロナウイルス感染症への対策費用などが重なったための前向きな減益であり、3月期通期業績の連続最高更新予想に変わりはない。今年11月中旬に発表予定の今期第2四半期累計決算の動向も注目される。

■PERは12倍台と割安でTOPIX連動型のファンドの買い需要も

 株価は、2019年3月に公開価格2090円でIPOされ2395円で初値をつけ、いったん公開価格割れの1854円安値まで調整したが、売られ過ぎとして底上げし3370円まで上値を伸ばした。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)に伴う世界同時株安では上場来安値1182円へ突っ込み、今期の連続最高業績・増配予想を手掛かりに2864円へ2.4倍化した。今期1Qの減益決算では2600円に下ぶれたが、東証・名証第1部への市場変更を歓迎してストップ高を交え上場来高値3510円まで買い進まれた。足元では25日移動平均線で下値を確認する動きを続けているが、PERは12倍台と割安である。TOPIX組み入れではTOPIX連動型ファンドの買い需要発生の好需給もサポートし上場来高値奪回から上値チャレンジが続こう。

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