【株式市場】材料株や景気敏感株など強く日経平均は朝高のあと伸び悩むが値を保つ

株式

◆日経平均は2万3371円70銭(167円08銭高)、TOPIXは1646.93ポイント(12.70ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億8836万株

 9月28日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株が全面高だったことや、10月初旬に上場予定だったキオクシアの上場延期により需給面での圧迫感が後退とされ、全般しっかりとなった。日経平均は始値の187円34銭高(2万3391円96銭)を高値に一進一退となったが、大王製紙<3880>(東1)が巣ごもり消費の効果大とされて出直りを継続。鉄鋼、不動産などの景気敏感セクターも堅調だった。東証マザーズ指数が軟調。

 エックスネット<4762>(東1)が融資管理システムなど好調とされて一段高。スカラ<4845>(東1)は官民共創事業会社との提携が材料視されストップ高。カワセコンピュータサプライ<7851>(東2)は未定だった業績予想発表が好感されストップ高。ブランディングテクノロジー<7067>(東マ)は空気清浄機などが材料視されてストップ高。

 28日上場のrakumo(ラクモ)<4060>(東マ)は買い気配のまま値が付かず、前引けは公開価格1250円を71%上回る2132円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は5億8836万株、売買代金は1兆718億円。1部上場2177銘柄のうち、値上がり銘柄数は1542銘柄、値下がり銘柄数は550銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、パルプ/紙、その他製品、鉄鋼、精密機器、機械、水産/農林、不動産、金属製品、などが高い。(HC)

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