【株式市場】日経平均は後場高くなり3日続伸し配当落ち分を即日埋める

株式

◆日経平均は2万3539円10銭(27円48銭高)、TOPIXは1658.10ポイント(3.83ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億4065万株

 9月29日(火)後場の東京株式市場は、アゼルバイジャンとアルメニアの紛争が激化と伝えられ、ドル高・円安の要因との見方があり、日本郵船<9101>(東1)トヨタ自動車<7203>(東1)などがジリ高基調になった。日経平均は次第高となり、13時頃から堅調転換。14時過ぎに111円12銭高(2万3622円74銭)まで上げた。大引けも小高く、配当権利落ち分(約142円)を即日埋めて強さを示した。TOPIXは小安いがさげ幅は配当落ち分より小さかった。

 後場は、オークネット<3964>(東1)が巣ごもり消費効果への期待などで一段高となり、キャリアリンク<6070>(東1)は業績予想の増額が好感され、カワセコンピュータサプライ<7851>(東2)は未定だった数字の発表が好感されて2日連続ストップ高。ライトアップ<6580>(東マ)は助成金申請診断システムなどが注目され一段高。ビジョナリーHD<9263>(JQS)はコロナ遺伝子検査キットを全店舗にて販売開始との発表が注目され一段高急伸。

 29日新規上場のヘッドウォータース<4011>(東マ)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格2400円の2.3倍の5520円の買い気配となった。

 東証1部の出来高概算は11億4065万株(前引けは5億2370万株)、売買代金は2兆3585億円(同1兆598億円)。1部上場2176銘柄のうち、値上がり銘柄数は949(前引けは677)銘柄、値下がり銘柄数は1144(同1417)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電気機器、情報/通信、水産/農林、鉱業、その他製品、機械、海運、ゴム製品、精密機器、などとなった。(HC)

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