大証は平常稼働、日経平均先物は130円高の2万3310円前後で推移(10時50分現在)

株式

■現物株が身動き取れない状態のため一方ではヘッジ売りも

 東証のシステム障害を受けて午前9時の取引開始から全銘柄の取引が売買停止となっている一方、先物などのデリバティブを上場する大証は平常に稼働し、日経平均の先物(日経225先物、売買中心限月の12月物)は10時50分にかけて130円高の2万3310円前後で推移している。

 NYダウの一時574ドル高(大引けは329ドル高)などを受け、取引開始後の高値は2万3360円があった。

 ただ、昨9月30日の現物(日経225種平均株価)の終値2万3185円12銭からは125円高い程度。現物株が身動きの取れない状態のため、投資信託や年金基金などからは先物を売りつけて現物株の価格変動を固定する「売りヘッジ」の注文もあるようだ。

 オプション市場では、やはり現物株をヘッジする目的でコールの売りとプットの買いを行い、先物の売りと似た投資効果なる「合成先物」も見受けられるようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…
  2. ■「売られ過ぎシグナル」を発信の自己株式取得株は浮上余地をアピール  マーケットの現在の投資家心理…
  3. ■銀行株投資の選択肢  多くの銀行株の中から投資対象を選ぶ際には、PBR1倍割れやPER1ケタ台、…
  4. ■銀行と半導体、どちらが市場をリードする?  今週は、週明けから「タカさんチーム」の出番が続きそう…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る