【話題】JTOWERは携帯料金の値下げが大きいほど需要増の期待あり上場来の高値

■コスト削減のため設備共用シェアリング増えるとの見方

 JTOWER(Jタワー)<4485>(東マ)は10月15日の後場、6850円(190円高)で始まり、前場7000円(340円高)まで上げて上場来の高値を更新した後も強い相場を続けている。

 モバイル通信アンテナ、配線、中継装置など、各携帯事業者が個別に設置していた設備を共用一本化するインフラシェアリング事業を主軸とするため、NTTドコモ<9437>(東1)KDDI<9433>(東1)ソフトバンク<9434>(東1)の大手キャリアが通信料金の値下げを進めるほど、コスト削減目的の需要がJTOWERに集まるとの期待が出ている。

 携帯料金は、データ容量20ギガ~30ギガバイトの料金についてはソフトバンクがNTTドコモより3割安い価格を検討と伝えられられ、価格競争が始まる雰囲気がある。さらに、日本経済新聞10月15日付朝刊の「携帯値下げ、せめぎ合い」と題した記事は、「3社のプランが出そろえば、すぐに次の値下げ圧力があるはず」「30ギガバイト超の大容量サービスが焦点になる見通し」と、さらなる値下げ競争の動きを想定している。(HC)

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