歯愛メディカルが2年半ぶりの1万円台、手指消毒剤など拡大し業績予想を大幅増額

■目先は「大台固め」の可能性あるが値固めのあとに期待

歯愛メディカル<3540>(東1)は10月21日、一時16%高の1万円ちょうど(1350円高)まで上げ、後場寄り後は8%高の9400円(750円高)前後で推移。2018年4月以来の高値水準に達している。

 10月20日の取引終了後、今12月期の連結業績予想の増額修正を発表。新型コロナウィルス感染症の拡大により、手指消毒剤、グローブなどの感染対策商品の注文が急増したことなどで、営業利益は従来予想を41.7%引き上げて33億円の見込み(同57.1%増)とし、純利益は同39.2%引き上げて22億円の見込み(同46.2%増)とした。予想1株利益は220円ちょうど。

 株価は2018年4月以来の1万円乗せとなった。相場用語に「大台固め」という表現があるように、目先は達成感などが先行する可能性があるが、業績が好調なこともあり、値固めを経て一段高をめざす展開を期待する様子がある。(HC)

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