三菱重が反発、「国産ジェット凍結」の観測で業績回復を期待

■グループの次期事業計画を10月30日に公表予定とし注目強まる

三菱重工業<7011>(東1)は10月23日、反発して始まり、取引開始後は5%高に迫る2331.0円(107.0円高)まで上げて大きく出直っている。「国産ジェット凍結」(日本経済新聞10月23日付朝刊)と伝えられ、業績回復期待などが言われている。

 国産初のジェット旅客機として開発している90席クラスのジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ)」の「事業化を凍結する方向で最終調整に入った」(同)と伝えられた。

 これ期待し、三菱重は朝の東証IR開示で、「様々な可能性を検討していることは事実だが、開発の凍結を決定した事実はない」と開示。同社グループの次期事業計画を10月30日に公表予定の第2四半期決算とあわせて発表するとした。計画や展望次第では株価の一段回復が見込めるとして注視する様子がある。(HC)

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