ツインバード工業のフリーザーボックスが前期の2倍の受注、米国で超低温のワクチン保管流通システムに採用

■これ以外にも海外企業を中心に数多くの引き合いが

 ツインバード工業<6897>(東2)は10月23日の15時、同社製フリーザーボックスがバイオ医薬品やワクチンの保管と流通用に米社から前期販売台数の約2倍の新規受注を受けていることなどを発表した。

 「FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)事業の受注状況等に関するお知らせ」として発表。

■今後も米低温保管物流網(コールドチェーン)の標準品として開発

 発表リリースによると、現在、同事業の主な取引先である米Global Cooling,Inc.(本社オハイオ州)から、フリーザーボックスを初期ロットとして前期販売台数の約2倍に相当する1000台の新規受注をいただいている。

 Global Cooling、Inc.は、このフリーザーボックスを超低温のポータブルULT25NEUシステムに組み込み、バイオ医薬品の保管と輸送、そして最近では世界的なワクチンの保管と流通に使用することを目的として採用した。

 ツインバード工業では、今後も米国の低温保管の物流網(コールドチェーン)の標準製品としての開発に取り組んでいく。また、上記以外にも海外企業を中心に数多くの引き合いをいただいており、引き続き営業活動を進めている。

 また、このたび、独立行政法人・国際協力機構(JICA)より「COVID-19を受けた途上国における民間技術の活用可能性に係る情報収集・確認調査」について、FPSC製品が採択された。

 これを受け、途上国におけるビジネスチャンス・当社製品の ODA 事業等への活用可能性等について検討を進めていく。(HC)

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