【編集長の視点】メディアフラッグは3連騰1Q好決算を手掛かりに12月通期純利益の連続最高純益買いが続く

編集長の視点

メディアフラッグ<6067>(東マ)は、27円高の1160円と3営業日続伸して始まり、今年4月27日につけた株式分割権利落ち後高値1239円を射程圏に捉えている。今年5月11日に発表した今12月期第1四半期(1Q)業績が、大幅に続伸して着地し、12月期第2四半期(2Q)累計業績に対して高利益進捗率を示したことを手掛かりに、12月通期純利益の連続過去最高更新を買い直す出遅れ株買いが続いている。

■1Q純利益は3倍と伸び2Q累計業績対比の利益進捗率は70%を超える

1Q業績は、前年同期比34.3%増収、91.3%経常増益、3.05倍純益増益と大きく続伸し、2Q累計業績対比の利益進捗率は、67~70%と目安の50%をオーバーした。営業支援事業では、リアルショップサポートの新規案件の受注や、各メーカーが実施するキャンペーンや新商品発売に合わせた推奨販売サービスの新規受注があり、これに昨年7月に連結子会社化した小型デジタルサイネージの開発・販売を行うimpactTVの業績が、同社とのシナジー効果を発揮して前年同期比77.4%増収、93.3%営業増益と好調に推移したことが加わり、流通支援事業でも、国内では地方銀行などの金融機関や高速道路のサービスエリアなどでの調査店舗が順調に推移、海外ではインド、インドネシア、中国で現地流通小売業向けコンサルティングサービスを強化したことなどが要因となった。

2Q累計業績、12月通期業績は期初予想に変更はなく、12月通期業績は、売り上げ80億円(前期比15.4%増)、経常利益3億6000万円(同20.0%増)、純利益2億1000万円(同44.8%増)と続伸を予想、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。

■値幅・日柄調整が一巡し三角保ち合いを上放れ上値チャレンジに再発進

株価は、今年2月の前期業績の上ぶれ観測報道と前期業績の上方修正で600円台を固め、続く今期業績の続伸予想でストップ高、そのまま株式分割権利落ち後高値1239円まで約倍化し、定石通りに3分の1押し水準の25日移動平均線を出没する三角保ち合いを続け、値幅調整の最終局面となっている。また日柄的にも、高値からほぼ1カ月と目先の調整一巡感を示唆しており、三角保ち合いを上放れて高値抜けからの上値チャレンジに再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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