第一三共は再発リスクの高い乳がん対象の第3相臨床試験開始など注目され連日大幅に出直る

■自社株買いと株式消却も発表済みで好感される

第一三共<4568>(東1)は11月5日、一段高となり、9時50分にかけて6%高の3163.0円(174.5円高)まで上げ、連日大幅な出直りとなっている。

 11月4日、同社とアストラゼネカ(英国)がトラスツズマブ デルクステカン(DS-8201、HER2に対する抗体薬物複合体、ADC)について、術前療法後に浸潤性残存病変を有する再発リスクの高いHER2陽性の乳がん患者を対象とした第3相臨床試験(試験名:DESTINY-Breast05)を開始したと発表。注目されている。

 また、6000万株を上限とする自社株買い(2020年11月2日から21年3月23日まで)と、1億8000万株(自己株式を除く発行済株式総数の9.3%)の株式消却(予定日21年4月15日)を発表済みで、株式価値の向上も好感されている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る