【株式市場】日経平均は後場一時495円高まで上げ終値も29年ぶりに2万5000円台を回復

株式

◆日経平均は2万5349円60銭(444円01銭高)、TOPIXは1729.07ポイント(28.27ポイント高)、出来高概算(東証1部)は2日続けて高水準となり16億8320万株

 11月11日(水)後場の東京株式市場は、菅首相の第三次補正予算に期待する雰囲気があり、前引けにかけて値を消した日本製鉄<6401>(東1)三井不動産<8801>(東1)が再び上げ、トヨタ自動車<7203>(東1)は前場の高値を上回って推移。日経平均は取引開始後に一段高の495円71銭高(2万5401円30銭)まで上げ、その後も上げ幅450円前後で推移。大引けでも2万5000円台に乗り、29年ぶりの水準に進んだ。

 後場は、テモナ<3985>(東1)が一段高基調を継続し、今9月期の利益倍増予想などが材料視され、建設技術研究所<9621>(東1)は四半期決算などが好感され13時にかけ一段高。ケイアイスター不<3465>(東1)は大きく回復。アートスパークHD<3663>(東2)は子会社と韓国LGグループの提携などが材料視され2日ぶりに一時ストップ高。アンジェス<4563>(東マ)は遺伝子治療で飛躍するための子会社化が見直されて一段高。SEMITEC<6626>(JQS)は第2四半期の大幅増益など見直す動きとされ一段高。

 東証1部の出来高概算は高水準を保ち16億8320万株(前引けは8億1051万株)、売買代金は3兆4841億円(同1兆6320億円)。1部上場2176銘柄のうち、値上がり銘柄数は1614(前引けは1478)銘柄、値下がり銘柄数は493(同605)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、鉱業、保険、銀行、ガラス/土石、輸送用機器、非鉄金属、医薬品、パルプ/紙、その他金融、電力/ガス、機械、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る