加賀電子は米半導体株指数の最高値など受け買い気配で始まり続伸基調

■日経平均なども大幅高のなか割安感が強まる

加賀電子<8154>(東1)は11月24日、買い気配で始まった後2099円(45円高)まで上げ、続伸基調となっている。米SOX(フィラデルフィア半導体株指数)が最高値を更新したと伝えられ、半導体商社として注目が強まった様子。また、PERは6倍台、PBRは0.6倍前後に過ぎず、日経平均の大幅高を受けて割安感を意識せざるを得ない情勢になっている。

 来年の世界半導体需要は、データセンター向けの拡大や「5G」需要の本格化などにより一段と強含むとの見方が出ているもようだ。同社は、「月3000モデル、100枚単位の多品種・小ロットの基板」でも受託できるEMS(受託製造)事業を展開し、世界19拠点の自社工場で展開中。今期の連結営業利益は3ヵ月ごとに拡大しており、回復傾向が目立つ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る