【引け後のリリース】野村不動産HDの不動産投信3社が合併し国内最大級に

引け後のリリース

■野村不動産レジデンシャル投資法人などは東証上場銘柄

野村不動産ホールディングス<3231>(東1)は27日の大引け後、同社グループのREIT(不動産投資信託)3社(野村不動産オフィスファンド投資法人、野村不動産レジデンシャル投資法人、野村不動産マスターファンド投資法人)の合併を発表した。このREIT3銘柄のうち、野村不動産レジデンシャル投資法人<3240>(東証)野村不動産オフィスファンド投資法人<8959>(東証)は、株式と同じように上場取引されている。

発表によると、この上場3REITは、オフィス、住宅、物流・商業というそれぞれの「特化型」から、投資セクターを限定しない「総合型」へと投資戦略を転換し、合併により、総資産9000億円超の、国内最大級の総合型REITが誕生することとなる。合併は10月1日付になるもようだ。

野村不動産ホールディングスの株価は2015年3月の2100円前後から再び上昇基調となり、4月16日に2685円まで上げた。その後は2500円をはさんでもみ合い、再上昇に向けた足場固めの様相を呈している。2015年3月期は連結純利益が前期比16%増の805億円となり、2期連続で最高を更新した。業界はオフィス賃料の強含み推移など好環境が続く見通しで、今期の業績も売上高を5%増の8500億円、純利益は9%増の880億円と純増を見込んでいる。

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