古河電池が出直る、2030年代半ばに新車をすべてEVとする方針など材料視

■EV関連株の代表格として交互循環高の予想が

古河電池<6937>(東1)は12月4日、出直り基調で始まり、取引開始後は5%高の1814円(80円高)まで上げ、11月25日につけた戻り高値1869円に迫っている。

 経済産業省が2030年代半ばに新車をすべてEV(電気自動車)とする目標を打ち出し、さらに、自動車にも「温暖化ガスの排出枠取引制度を導入する検討に入った」(日本経済新聞12月4日付朝刊)と伝えられ、EV関連株の代表格として物色が再燃した。

 6月には英国などで「完全EV化」を進める方針が伝えられたことなどを手掛かりに急伸し、一時2096円の年初来高値をつけた。他のEV関連株と循環的に人気化しながら、当面はこの高値突破が参加者の総意になるとの見方が出ている。(HC)

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