アルコニックスは「レアアース騰勢」など受け切り返す

■第2四半期決算で希少金属の棚卸一巡、市況高寄与など期待

 アルコニックス<3036>(東1)は12月8日の前場、取引開始直後の1366円(27円安)を下値に切り返し、11時前には1396円(3円高)まで上げて出直る展開となった。

 「レアアース、騰勢続く、中国EV・産ロボ好調」(日刊工業新聞12月8日)、「ロジウムが最高値、国際価格、車向け触媒の需要増」(日本経済新聞12月8日付朝刊)、などと伝えられ、希少金属を取り扱う同社が注目された。

 先に発表した第2四半期決算では、「前年同期に計上したレアメタルのたな卸資産評価損が概ね解消された」(決算短信より)ことなどが注目されたばかり。直近は子会社従業員による利益積み増し不適切会計と特別調査委員会の設置を開示したが、株価への影響が限定的になっている。(HC)

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