【話題】銃のミロクは猟銃事業など計画を上回る見通し、クマの出没増加を材料視する向きも

■10月決算の予想を全体に増額修正

 猟銃などのミロク<7983>(東2)は12月9日の前場、一時11%高の1760円(174円高)まで上げる場面を見せ、前引けは5%高の1660円(74円高)だったが出来高は急増した。

 8日の取引終了後、2020年10月期の連結業績予想の増額修正を発表し、注目集中となった。
営業利益は前回予想(20年6月に開示)を12.2%引き上げて5.50億円の見込みとし、親会社株主に帰属する当期純利益は同29.4%引き上げて4.40億円の見込みとした。決算発表は例年12月13~15日に行っている。

 発表によると、猟銃事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、主力製品である上下二連銃に大幅なキャンセルが発生したが、ボルトアクションライフルは堅調に推移しており、販売計画をやや上回る見通し。工作機械事業、自動車関連事業も想定を上回る推移となった。

 市場関係者の中には、クマの出没が増えているとして注目する向きもあり、今期の業績予想がどの程度になるか、決算発表に期待する様子がある。(HC)

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