カーリットHDが後場一段高、お茶の新型コロナ不活化効果が連想材料との見方

■ボトリング事業で伊藤園も大口顧客の1社とされる

 カーリットホールディングス(カーリットHD)<4275>(東1)は12月10日の後場、一段高となり、13時にかけて9%高の729円(63円高)まで上げて3日ぶりに年初来の高値を更新している。

 奈良県立医科大学が11月25日付で「お茶による新型コロナウイルスの不活化効果について」と題するリリースを発表し、この日7%高(39円高の601円)と飛び出すように上げてから騰勢を継続。このため、ボトリング事業(ペットボトル飲料や缶飲料の受託製造)で伊藤園<2593>(東1)も大口顧客の1社とされることが連想買いを呼び、次第に騰勢を強めてきたとの見方が出ている。

 ボトリング事業の割合は、第2四半期連結決算(2020年4~9月)で売上高の約37%を占める。(HC)

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