日本金属がストップ高、新型コロナワクチン接種開始など材料視

 日本金属<5491>(東1)は12月15日の前場、またもや急伸し、9時20分にかけてストップ高の1373円(300円高)をつけたまま、前引けまで買い気配を続けた。

 新型コロナワクチンの注射針に関連する銘柄として11月中下旬に650円台から1800円台まで2.8倍の急騰相場を示現したことがある。12月15日は、米国14日にワクチン接種が開始されたと伝えられたほか、「スペインのワクチン接種、欧州当局の承認後数日内に開始=保健相」(朝日新聞デジタル12月15日05時56分)と伝えられ、再び注目が強まったとみられている。

 11月に2.8倍の急騰を演じた後の調整が直近は上げ幅の3分の2押しの水準まで進んでいたため、材料株としてテクニカル的にも「頃合い良し」の段階に差し掛かっていたようだ。

 同社は、11月18日、欧州医療機器規則(MDR)に率先対応した注射針向ステンレス鋼「NK-304NKM」を20年11⽉30日(予定)に出荷開始することなどを発表。新型コロナワクチン関連株として650円台から1800円台まで急騰相場を示現した。(HC)

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