【株式市場】日経平均は2日続落だが後場次第に回復しTOPIXは小反落

株式

◆日経平均は2万6714円42銭(48円97銭安)、TOPIXは1789.05ポイント(4.19ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億4210万株

 12月21日(月)後場の東京株式市場は、東京エレクトロン<8035>(東1)TDK<6762>(東1)が水準を一段上げて始まり、日本製鉄<5401>(東1)もジリ高傾向。11月に日経平均が4000円高となり29年ぶりに高値を更新した局面に似てきたとされた。日経平均はジリジリ回復し、大引けは2日続落だがかなり戻した。

 後場は、東邦亜鉛<5707>(東1)が復配期待強まるとされて一段ジリ高となり、スターティア<3393>(東1)子会社の電子署名事業開始発表などが材料視され次第高。加地テック<6391>(東2)は水素燃料車用の水素供給装置への期待で上げた相場の調整一巡とされて出直り拡大。日本スキー場開発<6040>(当マ)は自社株買いに加え先週からの豪雪も追い風とされ5連騰。イメージワン<2667>(JQS)は共同開発中の新型コロナウイルスPCR検査システム完成などが材料視されストップ高。

 新規上場の2銘柄は、ポピンズ<7358>(東1)が9時12分に公開価格2850円を6.0%下回る2679円で初値をつけ、高値は後場寄り後の2844円、終値は2773円。いつも<7694>(東マ)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日上限の3545円の買い気配(公開価格1540円の2.3倍)。

 東証1部の出来高概算は10億4210万株(前引けは5億4353万株)、売買代金は2兆153億円(同1兆180億円)。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は842(前引けは600)銘柄、値下がり銘柄数は1237(同1482)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、倉庫/運輸、鉄鋼、パルプ/紙、銀行、繊維製品、精密機器、ゴム製品、化学、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る