マーチャント・バンカーズの子会社が業務提携でブロックチェーンベースのシステム開発を推進

■MBKブロックチェーン、不動産取引プラットホームなど開発へ

マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は12月21日の取引終了後、子会社MBKブロックチェーン株式会社によるブロックチェーンベースのシステム開発(不動産取引プラットホーム、暗号資産(仮想通貨)交換所プラットホームなど)への取組について、同日付けで、株式会社Interakt(東京都渋谷区、代表取締役タラプラガダ・アディティア氏)と守秘義務契約を締結し、ITシステム開発、ブロックチェーン技術システム開発を共同で行うと発表した。

■不動産、医療、フィンテックなどで実績あるInterakt社

 発表によると、株式会社Interaktは、不動産、医療、フィンテックなどの分野でブロックチェーンシステム構築の実績・ノウハウがある。

 代表取締役のタラプラガダ・アディティア氏は、インド・ハイデラバード州出身で、日本に約8年間在住しており、ブロックチェーン技術、人口知能技術の根幹をなす研究分野であるマシーンラーニング、IoTやビッグデータ解析に焦点を当てたビジネスを展開している。

 代表取締役就任以前は、医療の分野において、ライフサイエンステクノロジー、ストラテジーコンサルティング、臨床研究、マーケティング戦略、定量分析など、幅広い分野で10年以上の経験を積み、さらに初期のキャリアにおけるファイナンシャルアナリストとしての経験も持ち、ヘルスケア分野の法人における専門的技術者としての経験や実績を積み上げてきた。

 一方、マーチャント・バンカーズグループは、不動産テックにより、海外からの日本の不動産情報へのアクセスを容易にし、海外からの不動産取引決済を安全かつ円滑に行う取組みを行うため、ブロックチェーンシステム開発内製化により、ブロックチェーン技術の特徴である暗号化、コンセンサスアルゴリズム、分散台帳/P2Pネットワーク、スマートコントラストでの自動売買決済などの開発を自社で行っている。

 また、MBKブロックチェーンでは、医療分野におけるブロックチェーン技術や暗号資産(仮想通貨)決済の取組みとして、必要となるシステムの開発を行っており、金融分野におけるブロックチェーン技術や暗号資産(仮想通貨)決済についても取り組んでいる。

 これらの取組みにあたり、外部で不動産、医療、フィンテック等分野でブロックチェーンシステム構築実績・ノウハウがあるパートナー企業を探していた。

 今後、Interaktが保有する、ブロックチェーン技術、人工知能技術、データサイエンス技術やビッグデータ技術、IoT技術を活用し、共同で不動産、医療、フィンテック関連ブロックチェーンシステム構築に取り組んでいく。業務提携、資本提携についても協議・検討を進めていく。(HC)

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